トップページ > アース電機あれこれ > パテント・モトールヴァーゲン
パテント・モトールヴァーゲン
パテント・モトールヴァーゲンとは、カール・ベンツの製作した 4サイクルのガソリンエンジンを搭載した3輪式の自動車(1886年)のことです。
アーステクニカルセンターにて、パテント・モトールヴァーゲンを修理して、 展示している時期がありました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
パテント・モトールヴァーゲン
1886年、同じく自動車の父と呼ばれるダイムラーがいたシュトゥットガルトから僅か150kmしか離れていないマンハイムで、もう一人の開祖カール・ベンツが製作した三輪のガソリン自動車。例えばフランスなどには異説を唱える勢力も存在するが、現時点ではこの車が世界初のガソリン自動車といわれている。三輪自転車をヒントにしたといわれる鋼管フレームの後端、リアアクスルの上に、ベンツ独自の開発によって小型化に成功した4サイクル水冷単気筒エンジンを搭載した。スパークプラグや史上初のデファレンシャルギアを備え、専用シャシーが用意されるなど、自動車としてはこの直後に現われるダイムラー製四輪車よりも遥かに洗練されていた。依然として商業ベースに乗ったわけではないが、少数が製作・販売されたとの記録がある。
関連リンク
- カール・ベンツについてはこちら(ウィキペディア) (外部リンク)